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imperix Cockpit:バージョン2025.1 リリース

ACG SDK 2025.1 Release

imperixのCockpit(コックピット)の最新版2025.1がリリースされました。
このリリースでは以下の機能が追加されます。

  • GUIビルダー(下記参照)
    → カスタマイズインターフェースをこれまで以上に簡単に作成できます。
  • 1台のコンピューターだけで制御ネットワーク全体の通信が可能
    → Ethernet通信において、imperix RealSyncを介してシームレスに伝播できるようになりました。
  • パワーライブラリに熱モデルを追加
    → 変換効率に関する現実的なシミュレーションが可能になり、
      パワーモジュールの安全動作領域(SOS)の綿密な評価を支援します。


新機能:GUI ビルダー

GUIビルダーでは、imperixコントローラーで実行されるコードのダッシュボード(GUI)を作成できます。自由にカスタマイズし、操作することができます。
さまざまなウィジェットを活用して、特定のアプリケーションに合わせたダッシュボードを設計できます。これらのウィジェットは任意の変数にリンクできるため、コードをリビルドすることなく、リアルタイムの監視と調整が可能になります。

imperix RealSync 経由の Ethernet のサポート

EthernetがSFPファイバー経由で伝送されるようになったことで、Cockpitでimperixネットワーク上のすべてのデバイスを検出、表示、そして操作できるようになりました。
この追加トラフィックは、入念な優先順位付けにより、リアルタイムデータの遅延や干渉を一切発生させません。

Simulinkのマルチマスターサポートの改善

Simulinkのマルチマスター操作のサポートが改善されました(PLECSと同等の機能)。Cockpit内でも、複数のプロジェクトを並行して作成、リンク、起動する操作が大幅に簡素化されました。
さらに、すべてのファームウェアをワンクリックで一括アップデートできるようになりました。

熱シミュレーションモデルの追加

パワーライブラリによって、imperix社の電力製品をSimulinkおよびPLECSで直接、正確にシミュレーションできます。
2024.3以降、製品の周波数依存挙動が正確にモデル化されており、スイッチング損失と伝導損失も精密にモデル化されています。
2025.1では、関連する熱挙動も利用可能になり、製品の安全動作領域を正確に予測できるようになりました。

直近の事例

TU/e の 4x TPI8032 を搭載した 100kW 風力タービン エミュレーター

アイントホーフェン工科大学のスマートグリッド ラボでは、複数のマスターコントローラー操作の機能改善による恩恵がありました。
研究者は機器を単一の 100kW 風力タービン エミュレーターとして、また別個の調整ユニットとして操作し、すべて同じCockpitから管理できるようになりました。

MERSENパワースタックのコントローラーとして使用されるB-Board PRO

Mersen社の150kVA SiCパワースタックのプログラマブルコントローラに、imperix B-Board PROが採用されました。
この統合により同社の評価キットは、SimulinkおよびPLECSソフトウェアと直接互換性を持つようになりました。


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