OPAL-RT社長　Jean Belanger からのメッセージ3

Lise Laforceと私はOPAL-RTの共同設立者として、同僚やパートナー、さらにコラボレーターと共にOPAL-RTの最新の技術成果をお知らせする機会を得られることを光栄に思います。
皆様からのリクエスト、画期的な新しい研究、あらゆる生産的なコラボレーションを通じて、パワーエレクトロニクステクノロジーを新しいレベルに引き上げることに私たちは直接貢
献することが出来ます。
今年は、私たちにとって非常にエキサイティングな年です。SiC（silicon carbide）テクノロジーを使用した半導体を使うことで、電子スイッチが10倍速く動作し、熱損失が何倍も少なくなるというような革命が起きています。

私を知っている皆様は、私が技術の変化と未来について考えるのが大好きであることを良くご存じです。
このような果敢な新しい技術開発は、エネルギー生産がますますクリーンで、堅牢で、より持続可能であり得ることを意味します。
この新しい技術から生まれる開発から、超高速パワーエレクトロニクスコンバーターに対する大きな期待と要求があります。

OPAL-RTは、常に最新の半導体に対応したリアルタイムシミュレーターを開発してきました。
強力なリアルタイムデータベースと、WEBベースグラフィカルエディタを使用した直感的なモデリング環境ワークフローを開発することで、この新しい分野に対応するリアルタイムシミュレータを計画しています。

3台のFPGAを使うことで、1,200ノードの大規模なマイクログリッドのシミュレーションを3μs未満でシミュレートすることが出来ます。これは世界最速記録です。
複数のFPGAベースのシミュレータを、ハイエンドのINTELマルチコアXEONスケーラブルプロセッサーと相互接続し、ARTEMiSおよびSimscape Electrical™(旧SimPowerSystems™)を使用した大規模な電力グリッドをシミュレートできます。
これは、最新のテクノロジーが達成したスケーラビリティのおかげです。

OPAL-RTの製品eHSでは、サンプリングに新しい大胆なステップを導入します。
これにより、5 ns精度のタイムスタンプソルバー（特許出願中）を使用して、最大200 kHzのPWM周波数でパワーエレクトロニクスコンバーターをシミュレートできるようになります。

ナノ秒パワーエレクトロニクスソルバー、FPGAシミュレーションの推進で業界トップの経験、セクターを超えて使用される超高速スイッチングコンバーターのサポート、SiCテクノロジーを使用した新しい4象限PHILアンプの開発等、リアルタイムで開発・探求を続け革命を起こす準備がすでに出来ています。

4Qアンプは（単独で使われるか、当社の革新的なマイクログリッドテストベンチと統合されるかを問わず）高速、低遅延、高密度が実現できるよう開発されており、高忠実度のPHILテストベンチ等様々な用途に使用できます。

OPAL-RTユーザーの皆様は、私たちのコア価値、ミッション宣言、およびアプローチがこれまでにも私たちと共に進化して来て、今後も決してそこから離れることは無いということをご記憶ください。
1997年、パートナーのLise Laforceと私は、「すべてのエンジニアのデスクにリアルタイムシミュレータを！」という使命を持ってOPAL-RTを設立しました。

私たちは、今までの過程で蓄積された経験から、ますます強力なシミュレータを構築し、研究開発の再投資のために毎年かなりの額を確保することを常に心がけてきました。
当社のパワーエレクトロニクスイノベーションロードマップは、常に新しい基盤を作り出し、新しいアイデアとその実現に取り組み、年々一貫して進歩していくことをお約束します。



株式会社 NEAT

Opal-RT Technologies,Inc.